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ちょっとお茶してくる(その29・しまかぜ編)


伊勢志摩に吹く風

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今回乗車する列車は、大阪・京都・名古屋の各都市と賢島駅(三重県)を結ぶ「しまかぜ」という列車です
2013年3月に登場し、「近鉄特急」と総称される車両の中でも、『乗ることが楽しみになる』を徹底追求した内装となっています

これまでに紹介してきた列車は、乗車と食事がセットになっている旅行商品的な扱いのものが大半であり、乗車のみのものは原則扱ってきませんでした
(「ろくもん」や「富士山ビュー特急」のように乗車のみができる列車はありましたが、食事付きのプランで乗車しています)

今回はその「例外」に該当しますのでご了承を・・・ 




「しまかぜ」は大阪難波・京都・近鉄名古屋の各駅から、1日1往復ずつ運転されます
土休日は発売とほぼ同時に満席になることも多いです・・・

京都発着の列車は他に比べて残っていることが多い感じ、また伊勢市で降りる方が一定数いるため、乗るだけなら伊勢市~賢島間で割と可能

指定席は通常の特急と同様、窓口またはオンラインでの発券となります
近鉄沿線以外の場合はオンライン予約が原則になるかと思います



なお、今回の伊勢志摩への旅行では、合計4回「しまかぜ」に乗車しています
 ① 2/11 宇治山田→賢島
 ② 2/11 賢島→伊勢市
 ③ 2/12 伊勢市→賢島
 ④ 2/12 賢島→京都

本来乗車予定だったのは④だけだったのですが・・・
 ・ 2/11の伊勢参りの後、門前町でお昼ご飯を食べようとしたがものすごい人混みでヤル気を失くす
 ・ その時間帯が11時を過ぎたあたり
 ・ じゃあ下り(賢島行き)「しまかぜ」のカフェでご飯食べようと考える
 ・ 宇治山田駅に移動、乗車10分前に窓口で席を確認したら余っていた
 ・ 「せっかく伊勢まで来たんだし、乗れる限り乗ってみよう」と思い至る






※1 今回の旅行で「しまかぜ」には4回乗車していますが、回数の割に(④を除き)乗車区間が短いため、今回は乗車録形式での紹介を諦めています
  以下、各乗車の写真が混在していますが、特に区別はしていませんのでご了承を・・・

※2 号車番号は大阪難波・京都発着のものです(近鉄名古屋発着のものは、3号車と4号車を入れ替えて読んでください)



【乗車前】


宇治山田駅や賢島駅では、このように復路「しまかぜ」の空席状況の案内をしています(写真は宇治山田駅)
土休日なのでどの方面も満席ですww


列車案内は列車愛称での表示
賢島駅は特急列車の発着本数は多いものの、京都行きは1日3往復のみと希少(大半は大阪難波or近鉄名古屋行きのため)
そのうち1往復が「しまかぜ」になります


特急券にもちゃんと「しまかぜ」のロゴ入りです



【車両外観】


列車は6両編成、先頭車の鋭いフォルムと近鉄らしからぬ(?)色合いが非常に目立つ列車です


1号車(・6号車)
座席の位置が高いハイデッカー構造になっています


2号車(・5号車)
こちらはデッキと客席の位置が同じ平床構造です
先ほどの写真と比べると窓のある位置がだいぶ異なっていることが分かります


3号車
この車両には座席は設置されておらず、1両丸ごとカフェとなっています


4号車
サロン、和風/洋風個室、喫煙ルームが設置されています


賢島駅では2本同時に並ぶシーンが見られます

各方面から賢島駅への到着時間がだいたい同じ(40分以内に3本到着)のため、2本同時に並ぶ光景も見られます
「しまかぜ」は全部で3編成ありますが、3本ともこの駅で留置しておく余裕は無いため、特別なことがない限り同時に並ぶのは2本までのようです



【座席】

「プレミアム(112席)」「サロン(6席×3室)」「和風個室(4席×1室)」「洋風個室(4席×1室)」の4種類あります

(1)プレミアム


6両編成の列車のうち4両(1・2・5・6号車)はこの座席
本革製と大変豪華になっています

先頭車にあたる1・6号車(写真1枚目)は、他の車両より階段4段分・72cm高いハイデッカー構造となっています
荷物棚から天井までの高さが異なっています


ヘッドレストと読書灯(右側)はいずれも可動式


座席の内側のコントロールパネルでは、リクライニングやレッグレストの操作、読書灯のON/OFFが操作可能


車内設備と車内販売メニューの案内は各席に完備
専用Wi-Fiもあったりしますww


座席の転換操作はちょっとクセがあり、座席後部にあるこのボタンを使います
このボタンを2秒以上押すと緑色に転倒→シートが自動的に起こされちょっと通路側に回る→後は手動で回転させる
(座席下に回転用のペダルはありません)



座席番号の表示の脇にランプが青なら空席、緑なら予約ありというサインになっています



なお、座席だけでなくカーテンも電動式となっています
ハイデッカー構造の1・6号車と平床構造の2・5号車では、カーテン用のボタンの位置が異なります
(1枚目がハイデッカー、2枚目が平床でのボタンの位置)

(2)サロン


いわゆる「コンパートメント席」、4号車に3室分設定があります
4人のグループ向けでないと発券ができないため、自分には縁がないと思います(´・ω・)=3

(3)和風個室

4号車に1室のみ設定があります
靴を脱いで上がる(写真で見えないところに下駄箱がある)、座席が掘りごたつ、ルームサービス利用可など特徴のありすぎる部屋です

(4)洋風個室


4号車に1室のみ設定があります
和風個室ほど飛び抜けた特徴があるわけではありませんが、こちらもルームサービス利用可

和風・洋風個室共に1室のみの設定ですのでかなーり取りにくいですww



【内装】



デッキの床は御影石でできており、模様は全部で3種類



1・6号車のデッキにはロッカーが設置されているのが嬉しいところ
伊勢志摩を訪れる観光客の荷物(お土産)の多さを考慮したのか、全部大サイズですww




2・5号車のドアの上には液晶ディスプレイ
元々表示できる情報量がかなり多いのですが、走行中はここで「前面展望」の映像が流れたりもします


4号車に設置されている和風・洋風個室の前の通路
サロンとは異なり、通路側がドアで仕切られています


同じく4号車には喫煙ルームも設置されています(ただ狭い)
近鉄の場合、希少となった「喫煙車」がある特急列車もありますが、「しまかぜ」では全席禁煙+喫煙ルーム設置という最近の傾向に沿った仕様となっています



おしぼりは乗車時にアテンダントの方から、記念乗車証と一緒にもらえますが、デッキにも備え付けてあります



【カフェ】

「しまかぜ」に乗ろうと思った契機がこのカフェの存在でした


カフェは3号車を丸ごと使って設置されています
席は1階(6席)・2階(13席)に分けて設けられています


販売カウンターの反対側から
カフェ席と通路が分離されているため、カフェ席の居住性は良好


2号車寄りに販売カウンターが設置されており、カウンター右奥が調理用スペースとなっています

アテンダントの方はカウンターの内外に常時2~3人います
グッズの購入はカウンターで対応が完結、カフェの利用ならまずカフェ席に案内→着席後にオーダーを取る、という形式になっています


販売カウンターの脇、2階席へ向かう階段下には、スイーツセット用のケーキが見えました




2階席はこんな感じ
階段5段分高い位置にあるため、窓が天井まで回りこむように曲線を描いています


独特なテーブルの形状
座席は窓に向かって平行ではなく、左右どちらかを向く形となっています(一応回転します)



メニュー表など
1枚目右側に写っている「12」と書かれたものは、アテンダント呼び出し用のボタンになります


2階席の4号車寄りには、液晶ディスプレイと空気清浄機が置かれています
こちら側にも階段はありますが、カフェ席への出入りは販売カウンター寄り(2号車寄り)から行います

普段はこんな感じにロープで区切ってあり、「恐れ入りますが、廊下を通り販売カウンター側へお回りください」と表示・案内しています

今回の「しまかぜ」乗車でできなかったことに、カフェの1階席の利用があります
そのため、1階席の画像はありません・・・
(1階席は座席数が少ないため、グループに個室感覚で使われていました・・・)



【車内販売】

ここでは食事のみ取扱います
食事は大別して①カフェ席専用、②持ち帰り専用、③どちらでもOKの3種類あります


しまかぜ弁当(1,240円、②持ち帰り専用)
 賢島行きの列車の場合、だいたい鳥羽駅を出たくらいでカフェの営業が終了してしまいます
 『昼ご飯を食べるために乗った』1回目乗車でそのことに気づかずカフェに行ってしまい、何か買おうとして結局コレを購入

 ・・・見た目通りの質、見た目以上の量でなかなか侮れません
 そのせいで「終点まで20分」の間で食べきるのが結構辛かったww


スイーツセット(1,000円、①カフェ席専用)
 2回目の乗車で注文
 往路で先ほどの弁当をいただいた後だったので、軽めのものかつカフェ席で食べられるものを選んだ結果がコレ

 ケーキは4種類の中から選ぶことができます(ショートケーキ、モンブラン、チョコレートケーキ+季節により変わる一品のどれか)
 ソフトドリンク1杯に焼き菓子付きで、「しまかぜ」の中でも人気メニューなんだとか

 難点はケーキが往路(賢島行き)で積みこむのみで復路では補充されないらしいこと
 そのため、往路での注文状況によっては復路の段階で売切ということも・・・
 (実際、4回目の乗車の際は、賢島駅出発の段階でケーキ4種類中2種類が売切の状態、鳥羽駅で全種類完売となってました・・・)


海の幸ピラフ(1,340円、③どちらでもOK)
 3回目の乗車で注文
 公式曰く「一番人気」、これぞ海の幸という自己アピールが強い一品(味もその通りで美味ですが)
 ミネラルウォーターもセットで付いてきます

 カフェ席でも持ち帰りでもOKな一品なので、カフェ席の空き具合を見て提供方法を選択可能
 持ち帰りを選択するとプラスチックのお皿に入れての提供となりますが、カフェ席だとちゃんとしたお皿での提供になります
 なお、持ち帰りの場合のできあがり時間は約4分です


松阪牛カレー(1,340円、①カフェ席のみ)+日本酒(620円)
 最後(4回目)の乗車で注文 どういう取り合わせだコレ
 特に辛くはなく、松阪牛のコクを楽しむカレー・・・らしいです
 15時半というおやつタイムにがっつり食事したせいか、「明日の朝食までいらないやww」状態になりました(´・ω・)

 この旅行中、松阪市で宿泊する機会があったものの、松阪牛を食べたのはこれが最初(で最後)だったのは内緒

 余談ですが、アテンダントの方が最初、日本酒の「王冠」を取り忘れていたため、「栓抜きください」と注文するハメに・・・


ちなみにカフェ席は飲み物だけでも利用できますのでご安心を・・・





【おまけ(前面/後面展望など)


運転席直後の席はこんな感じに視界が開けています(こちらは後面展望)



前面展望を味わえたのは3回目の乗車にて
伊勢市~賢島間の乗車のみでしたが50分弱、じっくり楽しめました!

まぁこういう席はご多分に漏れず、だいたい子供たちの遊び場と化しますがww



「しまかぜ」では列車独自のWi-Fiが使えるようになっており、現在地や車内設備の確認、沿線観光案内等を閲覧することができます


4回目(最後)の乗車では、Wi-Fiで前面展望を楽しみつつ、リアルで後面展望を楽しむ・・・なんてことをやりながら京都まで遊んでました
展望カメラは前面・後面両方あるのがとても親切ですね







(文字通り)数ある近鉄特急の中でも、独自のサービスを数多く盛りこみ人気を保っている「しまかぜ」
個人的にはカフェ利用を狙って利用していますが、「前面展望を楽しみたい」「個室のグループ利用で盛り上がりたい」「ちょっと豪華に移動したい」等、いろんな需要に応えられるあたりは流石と言うべきですね

カフェで意外と長くまったりできたため、乗車時間が短い・・・なんて思ってしまいました(特に名古屋発着)

「しまかぜ」は、登場から間もなく5年
3編成ある列車のいずれも、原則として『週6往復』の運行と大事にされているのは嬉しいところです(他の車両では替えが効かない、予備もないための仕様ですが・・・)


前:その28(薬膳列車編)
次:その30(HIGH RAIL1375編)
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2018.03.10 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 観光列車

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